黒宝豚

西農園の
鹿児島黒豚

「黒宝豚」

黒宝豚とは

鹿児島で豚が飼育されるようになったのは今からおよそ400年昔、慶長14年(1609年)に薩摩藩の初代藩主である島津忠恒によってもたらされました。その約100年後にさつまいもは琉球より薩摩に持ち帰られ、薩摩藩で栽培されるようになります。シラスに覆われる薩摩の大地と相性よく育つさつまいも。そのさつまいもが豚を育てる上でとてもよい飼料になる事と、南国の温暖な気候が豚の飼育にとても適していました。以来薩摩の黒豚は長きわたり愛されることになります。大政奉還や無血開城で知られる15代将軍・徳川慶喜も「豚一様」と呼ばれるほど薩摩の黒豚を愛してやまなかったようです。

400年の歩みの中、より美味しい黒豚を育てるため、先人達の情熱が注がれ続けました。その中で非常に肉質の良いイギリス原産のバークシャー種と交配、品種改良を経て今の鹿児島黒豚があります。
現在「かごしま黒豚」を名乗るには、以下の条件を満たさなければなりません。

  • 鹿児島県内で飼育・出荷されること。
  • 飼料にさつまいもが10~20%含まれていること。
  • バークシャー種であること。(アメリカバークシャー種を除く)
  • 生後230~270日間生育し出荷すること。(白豚は195日程度)

つまり鹿児島の黒豚が歩んだ歴史に準じて、県内でさつまいもを食べ丹念に育てられた黒豚だけが「かごしま黒豚」と呼ばれるのです。より美味しいかごしま黒豚を育てるための挑戦は、今この瞬間も続いています。その中で私たちの「黒宝豚」はかごしま黒豚の歴史に大きな変革をもたらすでしょう。
黒豚を育てる上で美味しさを決める要因が2つあります。ひとつは何を食べさせるか。もう一つは、いかにストレスを取り除くか。試行錯誤を重ねるうちに豚は液状の食べ物を好む習性があることがわかっています。さつまいもでありながら液状の飼料。それならば、芋焼酎のもろみ粕※を与えてみてはどうか?私たちは早速試してみたところ、非常に食いつきが良かったのです。なぜだろうと調べてみると、もろみ粕に含まれるクエン酸に食欲増進効果があり、影響している事がわかりました。
芋焼酎のもろみはお芋とお米を糀菌と酵母菌で発酵させたもの。蒸留し残ったもろみ粕には、アミノ酸やミネラル、食物繊維などの栄養分が多く含まれているため、黒豚にとってとても健康的なごちそうです。更にもろみ粕に微量に残ったアルコール分の効果でとても寝付きが良くなり黒豚のストレスを取り除くことができました。ぐっすりと良く寝た黒宝豚のお肉はとても歯切れがよく柔らかで、濃厚なコクと旨味が際立ちます。
黒宝豚は先人達の積み上げた工夫と私たちの革新が生みだした、確かな自信をもってお届けできる逸品です。
芋焼酎の副産物のもろみ粕はいわば発酵食品。 栄養満点の飼料を食べ、のびのびと育てられた黒宝豚のお肉は、他とは一味違う美味しさがあります。
丹念に育て上げた極上のかごしま黒豚「吟黒宝豚」をぜひご賞味ください。

※「もろみ粕」とは、もろみを蒸留して焼酎にしたあと、残る液状のもの。アミノ酸、クエン酸、ミネラル、食物繊維などの栄養分が多く含まれている。